生きていれば困難にぶつかることは誰にでも必ずあります。辛い状況にありながらも、相談という突破口を見出したご自身を誇りに思ってください。 相談は決して敗北ではありません。
また、相談は甘えでもありません。自分に甘い人は、自分が甘えているとは決して言いません。
しんどい日々を送ってきた人たちは、自分の苦しみを抱えているだけでなく、大切な人の苦しみの原因が自分だと思ったり、自分の存在が周りに人に迷惑をかけているのではないかと思って心を痛めます。私もかつてはそうでした。その心配は必ず断ち切れます。幸せはあなたから始まります。そしてあなたは、周囲に迷惑をかけるどころか、大切な人の苦しみの原因になるどころか、必ず周りを幸せにできます。一緒に苦しみの連鎖を断ち切りましょう。
経歴
英国立ウェールズ大学で認知心理学を学び、理学の学士号を取得。大学卒業後は帰国し、東京都の外資系一般企業で営業職として勤務。離職率が高い職場でメンタルヘルスの大切さを痛感し、臨床心理士を目指して早稲田大学大学院へ進学した。大学院では、パーソナリティ障害の表情認識について研究し、修士号を取得。臨床心理士資格の取得後は、10年以上のキャリアを経て、心理士の主要な活動領域である教育、医療、福祉の3領域を網羅した。
民間の引きこもり支援、児童自立支援施設では、行為障害を伴うような暴力・窃盗・金品持ち出し&万引き・家出・性加害・不純異性交友・パパ活等の深刻な非行問題、心理的/身体的/性的被虐待・近親相姦・身体的/心理的ネグレクト等の複雑なトラウマ体験を背景に持つ重い愛着障害やPTSD、犯罪被害・深刻な親子葛藤等のトラウマを抱えたクライアントの心理療法を専門に担当。
静岡大学学生相談室、私立/都立高校・小学校では、スチューデントアパシー・登校渋り・不登校・発達障害等、学校教育の現場で出会う多様な問題を抱えたクライアントやその保護者へのカウンセリングを担当。
過去
臨床心理士とは
2018年に心理系国家資格が誕生する30年前から、民間資格ながらも日本の公的機関等で心理カウンセリングをリードしてきたのが臨床心理士です。高度な技術を要する専門職を養成するために国が創設した専門職大学院には、法科大学院、経営大学院などと並んで臨床心理専門職大学院が開設されています。最低でも6年間大学に在籍し、臨床心理学に関する修士論文を文部科学省によって全国のスクールカウンセラーの資格要件とされているほか、国境なき医師団日本支部においてメディカルスタッフの資格要件として掲げられています。5年ごとに資格更新制度があり、学会参加や論文執筆などを通して最新の研究や技術にに触れ、自己研鑽を続けることが資格保有の条件となっています。